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身体拘束及び高齢者虐待防止に関する研修


本日は職員研修「身体拘束及び高齢者虐待に関する研修」を行いました。

身体拘束とは

厚生労働省『介護施設・事業所等で働く方々への身体拘束廃止・防止の手引き』によると、「本人の行動を制限すること」とされています。

「身体拘束等」とは、介護保険法に基づいた運営基準上、「身体的拘束その他入所者(利用者)の行動を制限する行為」であり、入所者(利用者)の「生命又は身体を保護するため、緊急やむを得ない場合を除き」行ってはならず、原則として禁止されています。

身体拘束は、大きく分けると次の3つに分類されます。

3つのロック

フィジカルロック・・・身体を縛ったり、三トンを着用したりする目で見てわかりやすい拘束。

ドラッグロック・・・精神安定剤などを必要以上に投与して、ご本人の行動を抑制する拘束。

スピーチロック・・・「ちょっと待って」と言ってそのまま放置したり、「危ないから動かないで」と言って動きを制限したりする言葉による拘束。


本日の研修では特にスピーチロックについて考え、学びました。

スピーチロックは現場で起こりやすくかつ身体拘束や不適切ケアにあたることに気づかず、無意識的に行われてしまいがちであるため、注意が必要となります。

どういった行為が不適切ケアにあたるのか、組織としてきちんと示しておくことが重要です。

そのためには、職員同士のコミュニケーションや情報共有が必要です。定期的な会議の中で、ひとりでも疑問を感じているケアがないか確認したり、日常的なケアの場においても、そのケアが本当に適切なのか考えて行うことが重要となります。

常に日頃のケアをチェックする体制をつくり、ご利用者様、ご家族様に安心して頂けるよう努めてまいります。

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